これらの作品は 田中 歩 によるものです

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“何も怒ってないわ。”“性欲が最近わかないの。” セックス・アンド・ザ・シティのメインキャラクターの一人、サマンサはアメリカドラマの中でも私のお気に入りキャラクターの一人だ。 というのも彼女ほど、人生を楽しんでいる女性はいないと思う。特にセックスを楽しむことがタブーだと思っていた私にとって、彼女の存在は晴天の霹靂だった。このドラマが作られたのは10年ほど前のことなので、ドラマが視聴者に問いかける話題は、もう古いのかもしれない。でもサマンサが抱える問題は現在も多くの女性、私達の共通の悩みなんじゃないかなと思う。このドラマのセカンドシーズンの中で、彼女は茎の小さい男性、ジェームスと恋人同士だった。いつも毅然とした態度のサマンサだったけれども、セックスの問題を切り出すのにとても時間がかかっていた。 そして、その問題とは彼女がセックス中、オーガズムを感じないことだった。一般的に、私達女性は、セックスの問題を彼氏や、夫に話すのをためらうと思う。特に、オーガズムをセックスで感じないということをパートナーに伝えるにはとても繊細なトピックだ。 もし、この話を切り出せば、相手の感情やプライドを傷つけるかもしれない。それ以上に恋人関係、結婚関係にひびが入るかもしれないと心配してしまう。だから、トラブルになるよりも、私達は、オーガズムを感じているふりをして、その問題自体を胸にしまっておくのかもしれない。でも、私はセックスで感じるエクスタシーはパートナーである男性、女性、両方の為のものだと思う。お互いのパートナーを喜ばせる責任は50%ずつだと思う。例えば、男性の茎が女性の性器に挿入した時に、私達は痛みを感じることがある。この原因の一つとしては、前戯を十分にしていないからだと思う。言い換えれば、茎が挿入される前に女性の性器は十分濡れる必要がある。でもこの部分を濡らす責任が100%、私達女性の責任だとは私は思わない。というのも、セックスというのは一人ではなく二人で行う行為だから。女性が男性にフェラチオをする行為は簡単に想像できるのに、男性がフェラチオに対して女性に“御礼”をする姿は想像しにくい。また、私は私達女性もセックスの最中にオーガズムを感じる権利があると思う。セックスの間、私達は身体的な感情表現が出来る場だと思っている。だからセックスはとっても大事な行為。例えば、セックスの最中に、叫んだり、泣いたり、笑ったりも出来る。セックスの最中、とても沢山の感情が私達の体内から溢れ出してくる。そして、オーガズムを感じることも、とても大事で、健康なことだと思う。それは、オーガズムは私達女性の精神的緊張を解してくれるから。セックスをするだけでは、この緊張を解すのは不十分で、オーガズムを感じることによって解されるものだと思っている。逆に、オーガズムを感じないことで、よりフラストレーションを私達は感じるかもしれない。例えば、私はいらいらや、沢山何かをすることが重なった時に、とてもフラストレーションを感じる。でもオーガズムを感じることで、頭の中がすっきりとして、抱えている問題に対してもより明確に判断できるようになる。そして、緊張を解すことによって、私が人生において何を欲しているかということを考えさせられる。言い換えれば、自分自身に対してもっと素直になれるということ。マスターベーションでも精神的緊張は解れるかもしれない。でも一人で感じるオーガズムとパートナーがいてのオーガズムでは達成感において何かが違う気がする。もちろん、お互いに性的魅力を感じる相手を選ぶ必要がある。でも、もしこの魅力を感じる相手を見つけたならば、責任を持ちながら、このセックスの機会を掴みとるべきだと思う。そして、もし男性がセックスで、オーガズムを感じる権利があるならば、私達女性もセックスでオーガズムを感じる権利があると思う。

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